Limit of うじやん

高校生の頃バスケの練習中倒れたことがあった

 

真夏の炎天下の中外周をして体育館で座っていた時だ

 

気づくと仰向けに倒れていて腕や足をうまく動かすことができず

ピクピクしていた

 

軽い脱水症状と疲れがたまっていたせいだった

 

その頃僕は下の学年であまり上手くもないプレイヤーで

監督からも期待されているとは思わなかった

 

僕の同学年で僕より上手くすでに試合にでている子がいた

 

絶対に負けたくなかった

 

夏休みの練習は毎日きつく休む人は多かった

 

絶対に一人一回は休んでいるほどだった

 

そんな中自分は絶対に休んでたまるか

 

最後まで食らいついてってやると思っていた

 

そんな矢先に倒れて

 

家に帰ったあとクーラーの効いた部屋でポカリを飲みながら寝た

 

最高に気持ちよかった

 

けど悔しさがこみ上げてきた

 

結局最後まで休むことなく練習に参加するのはできなかったなぁ

 

あの夏くらいがむしゃらに一つのことをやりきったことはないかもしれない

 

自分の限界に挑戦したと胸を張って言えることが人生の中で何回あるだろうか

 

リスクをとることなく安全な道を選んでも別にかまわないとは思う

 

けど限界を迎えて自分の身にどんなことが起こるかなど気にせず

 

ただひたすら突き進む

 

そんなものに出会えていた僕は幸せだったかもしれない

 

社会人になってあの時の気持ちを忘れるべきではないと思った

 

あんぱいにおさまるな

 

そうあの時の僕が語りかけてくるようだ